最近見て面白かった韓国ドラマを紹介します。
今回は、最近私が見た韓国ドラマ3作品をご紹介します。それぞれの作品の魅力、キャストの魅力、そして視聴率や韓国での評判まで、幅広く深掘りしていきます。
1. 今日、妻やめます(原題:오늘부터 우리는)2017-2018
チェ・スヨン(元・少女時代とオン・ジュワン主演。チェ・スヨンは、これまで少女時代としてアイドルとしての活動が中心でしたが、ドラマでは社会に出て壁にぶつかりながらも成長していく女性を熱演しています。日本語が流暢で日本で活動したこともあるようです。オン・ジュワンは、出世の秘密があるためか影のある役をうまく演じていました。脇役はよく見る方々が出ています。チェ・スヨンの両親の芸域が広いキム・ミスク(華麗なる遺産、オクニョ に出演)と渋い役が多いキム・ガプス(復活、シンデレラのお姉さん)が出ています。実は、妻やめますと言ったのは、このお母さん役のキム・ミスクでした。キム・ガプスが亭主関白の権化みたいなところが徐々に変化してくところの演技がうまかったです。悪役のハン・ガリムも頑張ってドラマを面白くしてくれました。韓国ドラマは悪役がどれだけ頑張るかで良し悪しが左右されるところがあります。強烈な個性があるベテランのキム・スミ(バリでの出来事、王と私)と若手ですがうまいソ・ヒョリム(キム秘書はいったい、なぜ、風吹くよき日)の親子もなかなか見どころがありました。
見どころ
- 社会の壁にぶつかる若者たちの姿: 就職活動、恋愛、家族関係など、現代社会で生きる若者たちが抱える悩みや葛藤がリアルに描かれています。
- 家族の絆: 家族の愛、そしてその裏側にある葛藤が丁寧に描かれており、観る人の心に深く響きます。
- 笑いと感動のバランス: コメディ要素と感動的なストーリーが絶妙に組み合わさり、飽きさせない展開が魅力です。
人物相関図
視聴率と韓国での評判
視聴率は、期待されたほどの数字にはなりませんでしたが、口コミで話題となり、徐々に人気を集めました。最高視聴率は19.1%まで上がりました。韓国での評判としては、チェ・スヨンの演技に対する評価が高く、「アイドル出身とは思えない演技力」と称賛の声が多く聞かれました。物語の展開も早くて予想外のことが次々起こり好きなドラマです。
2. 人生最高の贈り物〜ようこそ、サムグアンハウスへ〜(原題:역도요정 김복주)2020
イ・ジャンウとチン・ギジュというフレッシュな組み合わせが話題となった本作。イ・ジャンウは、これまで多くのドラマに出演し、その演技力には定評がありますが、本作では明るい性格で、優しい兄貴分のような役どころを見事に演じきりました。チン・ギジュは、初めて見ましたがとても良い演技をしていました。本作で一躍スターダムにのし上がり、その愛らしい笑顔と演技で多くの視聴者を虜にしました。私が好きな女優さんであるチョン・インファ(製パン王キムタック、王と私)は、ベテランで芝居が上手い女優です。本作でも優しいお母さん役を見事に演じ切っていました。チョン・ボソク (テジョヨン、人魚姫)は、シリアスな役柄が多い彼が、本作では comedic な側面を見せ、キャラクターの奥行きを感じさせました。人魚姫のママジュン役がよかったですね。出生の秘密、交通事故、記憶喪失という韓国ドラマの3つの要素が詰まっている王道ドラマです。
見どころ
- 若者たちの成長物語: 夢を追いかける若者たちの姿が、明るく爽やかに描かれています。
- 家族の温かさ: ちょっと変わった家族が織りなす、温かい人間ドラマが魅力です。
人物相関図
視聴率と韓国での評判
視聴率は、同時間帯で高視聴率(33.7%) を記録し、大きな話題となりました。韓国での評判としては、若者たちのリアルな姿が共感を得たとともに、キャストたちの演技力も高く評価されました。特に、チン・ギジュの演技は、視聴者から「国民の妹」と呼ばれるほどの人気ぶりでした。
3. 黄金の私の人生(原題:황금빛 내 인생)2017
パク・シフとシン・ヘソンが主演となった本作は社会的テーマを中心に描かれた感動的なヒューマンドラマです。特にシン・ヘソンは、家族のために苦労を重ねる女性役を感情豊かに演じ、視聴者から共感を得ました。パク・シフ(一枝梅(イルジメ、検事プリンセス) 、は、財閥の御曹司の役がピッタリとはまっていました。また、脇役として登場するチョン・ホジン(トンイ、いとしのソヨン)、キム・ヘオク(北の駅から(第二部、ソル薬局の息子たち)、といったベテラン勢が物語に厚みを持たせています。
見どころ
• 社会的格差と家族の愛: 家族間の葛藤や社会問題にスポットを当てながらも、最終的には温かい絆が描かれています。
• 一般家庭の若い人がうまく就職することの難しさとそれに必要な努力が努力や落下傘と呼ばれる横入りなど現代韓国社会の問題がよく描かれています。一方で、財閥の中からの現状を改革しようとする動きなども興味深いです。
人物相関図
視聴率と韓国での評判
視聴率では、放送開始当初から圧倒的な数字(20.7%)を記録し、話題沸騰となりました(最高47.5%)。特にヒロインのシン・ヘソンは、この作品を通じてトップ女優の仲間入りを果たし、韓国国内での評価も非常に高いものとなっています
まとめ
今回紹介した3作品は、それぞれ異なる魅力を持つドラマです。主役ももちろん素晴らしい演技をされていましたが、脇役にもよく見る俳優が出ていました。社会派ドラマ、青春ドラマ、家庭ドラマと、様々なジャンルのドラマを楽しみたい方におすすめです。ぜひ、この機会に視聴してみてはいかがでしょうか。