月影

日々の雑感

有料版Gemini Advancedを使ってみた。ーChatGPTとの比較 

無料版Geminiを使っていましたが、あまり実用性がないと感じていました。有料版が一か月無料ということで使ってみています。無料版よりかなりよいと感じました。ただし、選挙など政治的なことについての質問は答えてくれません。参考のためにChatGPT-4oと比較してみました。

以下に、使用例をあげます。

1.立花孝志は正しいか。

Gemini;現時点ではそのリクエストには対応できません。

ChatGPT;立花孝志氏は、NHKの受信料制度に対する批判や改革を主張していることで知られています。彼の主張の正しさは、視点や価値観によって評価が分かれることがあります。以下に彼の主張の主なポイントと、それに対する考え方を挙げます。(以下いくつかの論点あり)

評価:Geminiが政治的な質問には答えてくれないのでChatGPTの方が有利。

 

2.機械学習のkivaライブラリィについて教えて。

Gemini; 「kiva」という名前の機械学習ライブラリは、私の知る限りでは存在しません。もしかしたら、名前を間違えているか、あまり知られていないライブラリかもしれません。

ChatGPT;残念ながら、「Kiva」という名前のライブラリは機械学習の一般的な文脈では知られていません。もしかすると、次のいずれかに関連している可能性があります。

  1. Kiva.org
    「Kiva」は、途上国や低所得層の起業家への小額融資(マイクロファイナンス)を支援する非営利団体です。この団体のデータは、データサイエンスや機械学習の研究目的で使用されることがあるため、「Kiva」をテーマにしたデータセットや分析プロジェクトに関連している可能性があります。例えば、KaggleにはKivaのデータを使ったプロジェクトがあります。

評価:質問がよくなかったようです。それでも、ChatGPTは、kiva について正確に推定していますのでChatGPTがよい。

 

3.kiva.orgのデータを機械学習に使う際の処理手順を教えて

Gemini; kiva.org は、開発途上国の起業家へのマイクロローンを促進する非営利団体です。kiva.orgのウェブサイトには、貸し手と借り手の両方に関する豊富なデータがあり、機械学習に活用できます。

kiva.orgのデータを使って機械学習を行うには、以下の手順を踏む必要があります。

1. データの取得

kiva.orgは、APIを通してデータへのアクセスを提供しています。APIドキュメントを参照し、必要なデータを取得する方法を確認してください。

  • API: kiva.orgはREST APIを提供しており、JSONまたはXML形式でデータを取得できます。APIキーを取得し、APIドキュメントに従ってリクエストを送信することで、ローン、貸し手、チーム、地域などのデータを取得できます。
  • データダンプ: kiva.orgは、過去のローンデータのスナップショットを含むデータダンプを定期的に公開しています。これらのデータダンプはCSV形式で提供され、ウェブサイトからダウンロードできます。

2. データの理解...

3. データの前処理(以下略)

 

ChatGPR; Kiva.orgのデータを機械学習に活用するための一般的な処理手順は、以下のように進めると効果的です。ここではKaggleなどで公開されているKivaのデータセットを利用することを想定しています。


1. データの取得

  • Kiva.orgのデータはKaggleなどのプラットフォームで公開されていることがあります。データセットをダウンロードします。
  • データには以下のような情報が含まれます:
    • ローン金額、目的、申請者の場所、借入理由、返済期限など。

2. データの確認

データを読み込み、構造を把握します。

import pandas as pd

# データ読み込み
df = pd.read_csv("kiva_loans.csv")
# データの最初の数行を表示
print(df.head())
# データの概要
print(df.info()) 

  • 欠損値の確認 (df.isnull().sum())
  • カテゴリ変数や数値変数の特定。

3.データの前処理(以下略)

評価;回答の形式が全く異なりますが、どちらもよいです。Geminiは概略をきちんと説明してくれますので初心者向け。ChatGPTはコードの例を示してくれますので少し上級者むけ。同じ質問をClaudeにしてみましたが、コードも詳しく書いていて上級者向けでした。

 

4.しばき隊とは何か。何を目的としているか。

Gemini; 「しばき隊」は、2013年に結成された「レイシストをしばき隊」を起源とする団体で、後に「対レイシスト行動集団」と改名しました。

目的

彼らの主な目的は、ヘイトスピーチや差別主義的な言動を行う個人や団体に対抗することです。彼らは、街頭でのデモやインターネット上での活動を通じて、差別反対のメッセージを発信し、人々に行動を呼びかけてきました。

活動内容

  • カウンターデモ: ヘイトスピーチを行う団体のデモに対し、抗議活動を行う。
  • インターネット上での活動: 差別的な発言をするアカウントを監視・告発したり、差別反対を訴える情報発信を行う。
  • 啓発活動: 差別問題に関する講演会やワークショップを開催し、人々の意識啓発を促す。(以下略)

ChatGPT; 

しばき隊(正式名称:「レイシストをしばき隊」)は、日本の市民活動グループで、主に反人種差別運動を目的として活動してきました。2013年頃から活動が注目され、在日コリアンや外国人に対するヘイトスピーチや差別的行為に抗議する活動を行っていました。


目的

  1. 差別の根絶

  2. 多文化共生の推進

    • 多様な人種・民族が共存できる社会を目指し、差別的な言動や行動に対して反対の意思を示しています。
  3. 公正な社会の実現

    • レイシズム(人種差別)に限らず、不平等や社会的不正義に対しても批判的な立場を取っています。

評価;両方とも同等。ただ、ChatGPTの方が在日コリアンの側であることを指摘しているのでより正確に書いている感じです。

5.郷原信郎が訴えた事柄で受理されなかったもの、受理されたもの、起訴されたもの、起訴されなかったものの割合を教えて。

Gemini; 郷原信郎氏が訴えた事柄について、受理・不起訴・起訴の割合を正確に算出することは困難です。

理由は以下の通りです。

  • 情報公開の制限: 告発状の内容や捜査の進捗状況は、プライバシー保護や捜査への影響を考慮して、原則として公開されません。そのため、告発された事案の全体像を把握することが難しいです。
  • 定義の曖昧さ: 「受理」されたかどうかは明確な基準がなく、警察や検察が告発状を受理した段階で事件として記録したかどうかを判断する必要があります。しかし、この判断は外部からは分かりづらいです。
  • 集計の難しさ: 郷原氏は多数の告発を行っており、それぞれの事案について受理・不起訴・起訴の状況を個別に追跡することは非常に困難です。

しかし、いくつかの事例から、郷原氏の告発の特徴を把握することは可能です。

  • 告発件数の多さ: 郷原氏は、政治家、企業、官僚など、様々な対象に対して多数の告発を行っています。
  • 社会的に注目度の高い事案: 政治資金規正法違反や公職選挙法違反など、社会的に注目度の高い事案を告発することが多いです。
  • 不起訴が多い: 告発された事案の多くは、証拠不十分や嫌疑不十分などを理由に不起訴処分となっています。
  • 起訴されるケースも存在: 一方で、小沢一郎氏の政治資金規正法違反事件のように、起訴に至ったケースも存在します。ただし、起訴されたケースでも、無罪判決となることも少なくありません。

これらのことから、郷原氏の告発は、受理されるものの、起訴に至る割合は低いと考えられます。

ChatGPT; 郷原信郎弁護士が提起した訴えについて、受理や起訴の詳細な割合を示す公式データは公開されていないようです。ただし、郷原氏は地方自治体や企業の不正に関する告発や法的主張で注目を集めており、受理された案件の中には司法の手続きに進んだものもあります。例えば、長崎県知事に対する刑事告発や特定の不正疑惑をめぐる訴訟が報じられていますが、こうした告発が受理されたり、起訴まで進んだかどうかはケースバイケースです

評価;Geminiの方が詳細に記載されていますので良いと思います。

 

6.ネット小説で心理描写がすぐれており、なおかつ、話の展開がうまく退屈しないものを教えて。

Gemini; 

異世界ファンタジー・SF

現代ファンタジー・恋愛

  • 『君の膵臓をたべたい』 住野よる
    • 余命わずかな少女と、彼女の日記を見つけた少年の交流を描いた感動作。
    • 死と向き合う少女の心情、彼女に惹かれていく少年の心の変化など、繊細な心理描写が光ります。
  • 『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ
    • 血の繋がらない親子の絆を描いた物語。
    • 登場人物たちの心の機微を丁寧に描き、温かい気持ちになれる作品です。
    • 複雑な家族関係と、それぞれの抱える想いが明らかになっていく展開は、最後まで目が離せません。

ミステリー・サスペンス

 

ChatGPT; 日本語で心理描写に優れ、話の展開が魅力的なネット小説のおすすめをいくつかご紹介します。これらの作品は、独自の世界観やキャラクターの感情の深掘りが際立っています。

1. 『リゼロから始める異世界生活』 - 長月達平

  • ジャンル: 異世界ファンタジー
  • 特徴: 主人公が死に戻りする能力を持つという特殊な設定の中で、繰り返される絶望と選択が心理描写を深めます。絶体絶命の状況での葛藤や他者との関係性の描写が秀逸です。

2. 無職転生異世界行ったら本気だす~』 - 理不尽な孫の手

  • ジャンル: 異世界転生
  • 特徴: 主人公の成長過程とともに心の葛藤や人間関係の変化が描かれています。過去の後悔を抱える主人公が、新しい人生でどのように生きていくかが丁寧に描かれています。

3. 蜘蛛ですが、なにか?』 - 馬場翁

  • ジャンル: 異世界転生ファンタジー
  • 特徴: 主人公が蜘蛛に転生するという異色の設定ながら、自己対話や苦難への向き合い方が非常に詳細に描かれています。冒険と成長がテンポ良く進行します。

4. 薬屋のひとりごと』 - 日向夏

  • ジャンル: ミステリー・日常
  • 特徴: 古代中国風の宮廷を舞台に、薬師として働く主人公が事件を解決するストーリー。観察眼の鋭い主人公の心理描写や、事件を通して浮かび上がる人間模様が魅力的です。

5. 氷菓』 - 米澤穂信(元はライトノベルですが、ネット上で人気を得た)

  • ジャンル: ミステリー
  • 特徴: 主人公の内向的な性格と日常の謎解きが中心。登場人物の心理的な揺れや成長が繊細に描かれています。

評価 どちらもいいです。Geminiの方がリンク先を出している点でいいかもしれません。